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ドライカットの工程の一例

実際に写真を使ってドライカットの工程をご紹介しますね。
今回のモデルさんは、17歳で髪質は 多い・硬い・クセあり・太いです。
典型的な日本人の髪質ですね。
モデルさんは、この日、ロングだったものをレザーでこの長さまでカットしています。
その後、ブローした状態です。
これからドライカットしていきます。

うーん、重たいですね。
マッシュルームカットのようになっています。
いわゆる、ヘルメットをかぶったようなヘアスタイルですね。
好きな方は好きなんですけど・・・。
drycut01.jpg
レザーカットしていますので、
ブラントカットほど重くありませんね。
レザーカットでも、この程度は動きが出ます。
毛先に動きがあるのがお分かりだと思います。
根元から中間部分は面で立体感はありません。
drycut02.jpg
1cm~2cm角で引き出したパネルを
鉛筆の先のようにカットしていきます。
普通にカットした状態では、
引き出すと四角形で、角があります。
その角の上の部分をカットしています。
drycut03.jpg
下の角も同様に落としていきます。 drycut04.jpg
これでワンパネルのカットが出来ました。
鉛筆の先のようになっていますね。
この作業を全体に施していきます。
二つ上の写真と比べてみると良く分ると思います。
drycut05.jpg
毛先のカットが終わりました。
先ほどのレザーカット直後と比べてみてください。
軽くなっているのがお分かり頂けると思います。
drycut06.jpg
レザーカット直後とは変わったのがお分かりいただけるでしょうか? drycut07.jpg
毛先のカットが終わりましたので、
次にスライドカットに移っていきます。
写真は、スライドカット前の状態です。
根元から毛先までの毛量を確認してください。
drycut08.jpg
スライドカットしています。
ハサミを引く時に小刻みにカットしていきます。
カットしていますので、「削ぐ」とは違います。
削ぐ場合は、ハサミの向きが逆になります。
drycut09.jpg
ワンパネルのスライドカットが終了しました。
上の写真と比べてみてください。
徐々に毛先が細くなっているのが分かると思います。
これをまた、全体に施していきます。
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全体のドライカットが終了しました。
一番上の写真と比べて、だいぶ違いますね。
長さは変わっていないんですよ。
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手を入れて動かしてみると・・・。
先ほどカットしたラインが出ているのがお分かりでしょうか。
drycut12.jpg

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drycut15.jpg

いかがでしたか?
ドライカットを少し理解していただけたでしょうか。
カットしたラインがそのまま出ているのがお分かり頂けると思います。

軽くする=髪をすく(減らす)では無いんです。

減らすと薄くはなりますし、グラムは減りますね。
それでスタイルになるのなら、セニングシザー(すき鋏)で
ザクザクやってしまえば良いわけです。
実際、ヘアスタイルにおける軽さは、グラムではなく、動きだったりします。
髪を明るくするするだけで軽くなりますね。
確かに、色の持つ重さもありますが、明るくする事で
影が出来やすくなります。
影がクッキリ出るということは、動きがはっきり分かりますので、
軽さが強調される訳です。
すき鋏ですいたのと、スライドカットでカットした場合の違いは、また今度紹介しますね。

ドライカットは手間が多く、時間もかかりますが、
そのメリットをご理解頂けましたらきっとご満足頂けると思います。
みなさん一様におっしゃるのは「伸びてもカッコいい。」です。
美容室側から見ると、決して利点ではありませんけどね。

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